マンションをバリアフリー住宅に!そのメリットと注意点は?
2024.09.16
- 心のバリアフリー
戸建てではなくマンションをバリアフリー住宅にするメリットはいくつかあり、一般的には以下のようなことが挙げられます。
- マンションは駅近に建っていることが多く、交通の利便性が高い
- 比較的資産価値が高い
- 駐車場からエントランス、部屋まで、段差などのバリアがない
- 戸建てに比べ、バリアフリー改修の費用を抑えられる
- 鍵1つで施錠管理ができるので、防犯対策がしやすい
- 外壁塗装や草刈りなど、共用部は管理組合が管理するため手間がかからない
一方で、バリアフリー住宅として見たときに注意すべき点は、以下のようなことが挙げられます。
- 屋根付きエントランスがあるマンションが少ないため、動線経路の確認が必要
- 玄関ドアや室内ドア、窓ガラスなど、重たい開き戸・扉も多いため、自力で開閉ができるか
- 水まわりの段差など、改修がどこまでできるか(配管などは移動できるか)
- 寝室など、必要用途に応じた十分な広さ(面積)があるか
- マンション管理組合規約に、改修における特別な制限などはないか
- 共益費、修繕積立金など、健全に管理が行われているか(管理組合に状況を確認)
- 購入される部屋の上下左右の所有者はどんな人か
これらはあくまで一般論です。マンション選びには専門家の意見も取り入れながら、バリアフリー改修も含めた視点で検討をしてみてください。
また、稀に新築マンションを購入され、バリアフリー仕様にできないか?と相談を受けることがあります。
新築マンションをバリアフリー仕様にするためには、販売するデベロッパーと施工する建設会社の理解、許可を得て進める必要があります。また、建設基準法の関係で、予定通り完成した部屋を行政や消防署の竣工検査後に引き渡してもらい、新築の内装や設備を解体・撤去しバリアフリー仕様の設備(ユニットバスなど)に交換することも珍しくはありません。従って新築マンションを購入する場合のバリアフリー化は、一般論として以下の二つのケースに分けられます。
①マンション新築施工時にバリアフリー改修工事を行う
②マンション竣工後引渡しを受けてからバリアフリー改修を行う
どちらも稀なケースとなると思いますが、参考にしてみてください。
マンションで快適なバリアフリー住宅は叶います!迷ったり悩んだ際は、お気軽にご相談ください。