「心」のバリアをはずす、バリアフリー住宅
2020.10.09
- 心のバリアフリー
全国の建築士へ郵送される会報誌【建築士】の「この人に聞く」コーナーに4ページ投稿させていただきました。
バリアフリー住宅・施設が完成すると、段差が無く車いすでも使えるトイレなど、バリアフリーに必要な設備や機能、空間を体感することができます。
私はそうしたバリアフリー住宅・施設計画に携わる際、完成までに至るプロセスをとても大切に考えます。
単に手すりを設置し段差を無くすなどのハード面を整えるだけでなく、そこに至るまでのソフト面を重視したバリアフリー住宅・施設づくりです。
例えば、高齢な方が病気で半身不随となったとします。本人は家族に遠慮して最低限のバリアフリー改修を希望し、その通り工事を行います。一見使いやすくなったと思われますが、実際に生活を続けていく中で結果的には使いづらい部分が生じはじめ、本人は勿論、家族も肉体的・精神的に追い詰められていきます。
そうした遠慮(心のバリア)を外し、家族皆さんが快適にストレスの無いバリアフリー住宅をつくり上げることが建築士(バリアフリーコーディネーター)に求められます。
建築士でもそうしたソフト面に配慮できる建築士は少なく、ハード面だけでなくソフト面まで考えぬかれたバリアフリー住宅・施設計画の大切さを実例をまじえて書きました。
会報誌ですので、建築士会に加入されている方しか読めませんが、購読希望の方はお問い合わせください。
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