愛知建築士会 名古屋北支部研修旅行 ~静岡沼津・御殿場~

2016.02.15

  • 建築士会

昨年10月に開催した、愛知建築士会 名古屋北支部研修旅行の話題をお伝えします。
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愛知建築士会 名古屋北支部ではすぐれた建物の視察と会員間の親睦を兼ねた研修旅行を行っています。
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今年は富士山のユネスコ登録で話題となった、静岡県沼津~御殿場を中心とした地域の視察を行ってきました。
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1日目の最初の研修場所はベルナール・ビュッフェ美術館(昭和48年 菊竹清訓氏設計)を訪れました。
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ベルナール・ビュッフェは皆さんも一度は見たことのある絵画を描く画家ですが、美術館自体も評価の高い建物として有名です。
その後、敷地内に建つ井上康文学館も訪れ、井上靖の文学にも触れることができました。
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韮山反射炉の視察にも行きました。映像で見るより実物は小さく感じました。
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この後、今回の研修旅行で一番の見所であると共に、宿泊場所となる、旧三菱財閥創始者別邸「三養荘」を訪れました。
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昭和4年につくられた建物郡は徐々にその数を増やし、今では旅館として使われています。
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敷地内には円形状の形をした村野藤吾設計の喫茶室も備えれており、見学をさせていただきました。
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当時の贅を費やされてつくられた「三養荘」は、障害者が宿泊するのには不向きではありましたが、数室様式ベットの部屋もあり、そちらに宿泊できました。
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トイレの扉を外してもらい、何とかお風呂も段差はあったものの入ることができました。
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とても赴きのある日本庭園も有名で、天皇陛下も宿泊されています。
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番頭さんが案内する庭園ツアーにも参加し、「三養荘」の全体像を知ることができました。
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2日目は御殿場にある東山旧岸邸(昭和44年 吉田五十六設計)と、とらや工房(平成19年 内藤廣設計)を訪れました。
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旧岸邸は当時使い出されたばかりの新建材と呼ばれた、アルミサッシや塩ビ製品が随所に使われており、当時としては大変画期的な住宅であったことが伺い知れるものでした。
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この後冨士市に戻り、旭化成ホームズ住宅総合技術研究所を訪れ、実験棟や旭化成が取り組む技術を視察しました。
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ハウスメーカーとして素材研究や技術革新といった分野への取組を見せて頂きました。
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名古屋北支部では伝統的に単なる旅行とし研修旅行を行ってきませんでした。
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いつも盛りだくさんの視察を企画し、学ぶ部分も多い研修旅行を実施するようにしています。
今回も普段見る機会の少ない建物や宿泊体験を行ったことで、より一層建築に対する興味や幅が広がったと思います。