都市の木質化講座最終回 ~名古屋大学~
2016.12.17
- 阿部建設の仕事
名古屋大学が全4回で開催される「都市の木質化講座」最終回に参加してきました。
最終講座はグループに別れ「都市の木質化」をテーマとした課題を話し合い、グループとしの発表を行うものでした。
日本では毎年1億㎥の木材が生産されていますが、半分の5000万㎥が山に捨てられ、放置されています。
これは切った木を製品として使えるようにするためには、販売価格から考え、コスト割れして赤字になってしまうからです。
これは都市で木材使用量を増やしたり、木材売価を上げればいいと言った簡単な問題ではなく、製品開発や流通、木材理解を図るための環境教育など、問題山積です。
先日環境教育活動で訪れた名古屋市北区の小学校では2クラス70人余りの児童全員が戸建に住んでおらず、木に触れる機会を失っていることを知りました。
私たちは地道に木の良さを伝え、木材を多様した家づくりをこれからも進めていきたいと考えます。