木の家は本当に住みやすいのか? ~SAREX総会1日目 in 横浜~

2012.06.01

  • 阿部建設の仕事

先月の5月16日~17日に横浜でSAREX総会が開催され、参加してきました。→SAREX参加の様子はこちら。

1年間の活動状況を振り返ると共に、講演者をお招きして勉学を深めます。
今回は木材の専門家で、東京大学名誉教授の有馬さんが招かれ講演をお聞きしました。

有馬さんは木、鉄、コンクリートの箱の中でのマウスの生存率や内臓の発育差などを実験された方として有名な方です。
ご覧の棒グラフは春頃に木、鉄、コンクリートの箱の中でのマウスの生存率を示したものです。

木の箱のマウスが圧倒的に生存したことが実験から見て取れます。
また下の表・写真は、木と鉄の箱でどちらの箱に居た時間が長いかを示したものです。

こちらも大半の時間を木の箱で過ごしていたことが分かりました。
?下記データはインフルエンザで学級閉鎖をした率を示したものです。

木造校舎や内装に木を張った学校のほうが低い率であつたことが読み取れます。
また下記データは、電気代を内装にムクの木を張った家とクロスを貼った家とで比べた表です。

クロス貼った家の方が電気代は高くなつています。
これらのことから「木造住宅=住みやすい」とは直接的に言えるわけではありませんが、木は少なくとも体への負担や温熱環境に何らか好影響を及ぼしています。
鉄骨造やコンクリート造でも内装に阿部建設では木材を多用しています。
冬暖かく感じ、夏は湿気を吸うなどの調湿効果が期待できる木の家をこれからも推進していきたいと私たちは考えています。
阿部建設の素材に対する考えはこちら。
2人目の講演者は以前名工家総会でも講演してくれた越海さんです
リフォームに対する内容を中心に、興味深いお話をお聞きできました。
名工家(地域工務店ネットワーク)とは?

以前もお話させて頂いたことがありますが、新築よりリフォームのほうが建設業者としては技術力が必要とされます。
これから盛んとなるリフォーム市場の場でも、経験と実績が業者に求められます。
阿部建設ではリフォームも専任の者がせ対応し、住みやすく、快適なリフォームをお届けしています。
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