LCCM住宅視察inつくば市 (竣工編)

2011.06.10

  • 阿部建設の仕事

今日は茨城県つくば市にある国土交通省所管 建築研究所を訪れ、LCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅)が完成したので、視察に行ってきました→以前ご紹介したLCCM住宅のダイアリーはこちら。

南面に大きな開口部と、屋根に大容量の太陽光発電(8Kw)が搭載されている特徴的に外観の住宅です。

屋根面には太陽光発電の他、太陽熱を利用した給湯機(約6㎡)も搭載されています。

北側から見たフォルムは、美しいとは言えない外観です。

上部に突き出ているのは、室内の空気を排出するチムニー(排気塔)

チムニーを内部から見ると、こんなふうに見えます。

季節や時間に合わせ、排気システムをコントロールして効率を最善とする試みがなされています。


東面から見ると、風を有効に取り込めるよう壁の一部を斜めにし、窓に風を導いています。

内部に使われている素材は運送時のCO2を抑える考えから、近県の素材を作り仕上げられています。

南面の大開口部には木格子が設置されています。

格子の上部のみグレーに塗られ、内部に届く光をむやみに反射せず、結果として内部を明るくする効果が期待されるそうです。

格子を上手く使い、夏、冬を使い分けることで日射遮蔽を図ります。

南側には土間的空間を設け、床タイルに昼間太陽熱を蓄えます。

建具は二重となつており、断熱効果を高めています。

太陽熱を利用したエコキュートが設置さりています(中央)

エネファームも設置され、給湯と電気が作られています(右側)
ドイツやイギリスなどで作り始めているエコ住宅は、断熱・気密を高いレベルとした住宅であり、運用時にエネルギーを使わないことを重視しています。

LCCM住宅は、建設時~運用時~廃棄時に発生するCO2を約30年で回収できる試みとして作られています

こうした考え方による住宅作りは、日本独自のものであり世界に類似した考え方の住宅はありません。
阿部建設㈱は現在「大森エコタウン1モデルハウス」で試みた「ゼロエネルギー化を目指した住宅」を推奨しています。
合わせて「防災」にも繋がる試みとしても提案をしています。

LCCM住宅は次の時代の住宅ですが、皆様に快適な住宅を提供できるよう、情報収集を怠ることなく、次の時代の住宅造りにも対応していきたい私たちは考えます。