省エネ住宅+エコ住宅+防災=「防災ドミノ」住宅

2009.09.24

  • 阿部建設の仕事

阿部建設守山営業所敷地内に計画中の「大森エコタウン1モデルハウス」のコンセプトは「遊べる 使える 使う家」です。
何回でも訪れたくなるような、ちょっと「くすっ」と笑ってしまうアトラクション的な要素を持つ、モデルハウスを考えています。
また、勉強会やカルチャースクールなど、使えるし、使って(活用)頂ける要素も入れたモデルハウスを考えています(写真は木曽川エコタウンモデルハウスです)

使われるアイテムとしては、地域材活用(オ国産材)、自然素材、OMソーラー、太陽光発電、井戸水利用などの省エネ技術の他、制震ダンパーを採用し、高い耐震性を確保した「防災ドミノ」住宅としました。
以前お伝えした建築家 野沢正光氏や相羽建設の迎川氏らと企画を進めています。
現在は、省エネやエコ住宅は当たり前の時代です。私たちはこの考えを更に発展させ、前記した通り、省エネ住宅+エコ住宅+防災=「防災ドミノ」住宅を提案していきます。

この考えの基になる考え方としてはこんな事が予想されているからです。東海地方を中心とした大地震が発生した場合、災害者数に対する救援者数があまりにも少なく、最低3日間は何も支援を受けられないと言われています。ライフラインも全て止まった状態で7日間は何も支援無しに過ごせるようにすることが、奨められています。また30年以内に東海地震が起こる確率は87%とも言われています。
こうした状況を考えると、省エネやエコ住宅も良いが、防災も大切です。よくよく考えると、太陽光発電、OMソーラー、井戸水利用は災害時に使う事が可能です。
太陽光発電は太陽さえ昇れば発電します。
OMソーラーも同じく、太陽が昇れば、暖が取れます(モーター電源は専用の太陽電池バネルで発電)。
井戸水は専用のフィルターを使い飲料水に利用出来る他、トイレの水としても使える仕組みを採用しています。またそれらは普段省エネやエコ技術として使い、ランニングコストの面で貢献が期待できます。
防災技術を有効的に活用するため、制震ダンパーや耐震性を高くした住宅性能を確保した仕様となっています。いくら防災の機能が備わっていても、住宅自体が建っていなければ、防災住宅とは言えません。
こうした仕様、考えに基づき、いよいよ今月末頃から着工予定となりました。1月には完成見学会を開催する予定ですので、どんなモデルハウスとなるか皆さん楽しみにしていて下さい!
この考えを用いた住宅造りは「大森エコタウン2」の分譲住宅地でも今後提案していきます。詳しくは営業設計スタッフにお尋ね下さい。