名古屋城 西北隅櫓(すみやぐら)見学

2011.09.12

  • 阿部建設の仕事

名古屋城には三つの隅櫓が現存しています。
隅櫓とは、城の四方に建つ見張櫓の事です。

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6月に1週間余り西北櫓の特別公開が行われたので、見学に行さってきました。

現存しているのは、東南(辰巳)、西北(戌亥(いぬい)・清須、西南(羊申(ひつじさる)です。東北櫓は20年5月に戦火で焼失しています。

下の写真は焼失前の天守閣と本丸御殿です。

今回公開された西北櫓は天守閣や御殿がせ完成した、元和5年(1619年)頃建てられました。
昭和37年~39年に解体修理が行われた際、他の建物の古材が使われていることが分かっています。
以前もお伝えしたことがありますが゜、名古屋城は阿部建設が戦争中鯱鉾を降ろしている最中に、焼夷弾が足場に引っ掛かり焼失してしまいました→名古屋城の焼失をお伝えしたダイアリーはこちら(写真は焼失前の足場を掛けて鯱鉾を降ろしている最中の名古屋城)


焼失を免れた西北櫓は、建設当時の原型を留めた建物として有名です。
構造は外観三重で、内部は三階建、本瓦敷の建物となっています

噂では、清須城を解体して建てたとも言われています。
現在皆さんもご存じの通り本丸御殿が建築中で、現場も見学してきました。

昨年この櫓を公開していたことを後から知り、今年は是非行きいと考えていました。
約400年も前に建てられた木造建築物は、今でも圧倒的な存在感を誇っていました。