富士レークホテル バリアフリー調査

2023.01.06

  • 心のバリアフリー

昨年11月、静岡県河口湖畔にある富士レークホテルを訪れ、共同研究者である日本福祉大学、金城学院大学の皆さんと一緒にバリアフリー調査を行いました。

富士レークホテルは1932年創業の老舗ホテルで、総部屋数72室、内バリアフリー・ユニバーサル対応の客室23室あります。フルフラットの室内やリクライニングベッド(一部客室)、手すり付きのバス&トイレ等、ユニバーサルデザインを取り入れた仕様となっており、高齢者や障がい者、そのご家族も周囲に気兼ねなくゆったりと過ごせる配慮が施されています。

例えばこちらのお部屋。一見すると2人部屋に見えますが、壁にベッドが2つ収納されており、4人定員の部屋となっています。これなら状況に応じて部屋を広く使うこともできますし、グループや家族でも快適に宿泊できます。

貸切できる家族風呂にはリフトも設置されており、その利用頻度も高いとお聞きしました。また、現在今ある2室を1室にするバリアフリー改修工事も進行中で、更にバリアフリールームを増やしています。

阿部建設では大学との共同研究で、「宿泊者」と「宿泊施設」を繋ぐバリアフリー情報発信のための仕組み作りを進めています。

車いす利用者として、そして建築士としての目線からも、高齢者・障がい者だけでなく誰もが利用しやすく分かりやすい情報を公開していきたいと思います。