NEXT STAGEとの対談で再確認した、私たちの家づくりへの想い
2025.09.18
- 阿部建設の仕事
先日、「NEXT STAGE インタビュー動画撮影!」というブログでご紹介した動画が、オンラインセミナーとして配信されました!
セミナータイトルは、「ビルダーズ・リーダーシップ ー工務店経営者たちの挑戦と未来戦略ー」。
建築会社や工務店の経営者の方々を対象とし、当日は約30名の方にご参加いただきました!今回は、その時の対談を振り返りながら、阿部建設の「今」、そして「これから」についてお話しします。
創業120年、変わらぬ想い
私が常々、社員にも伝えているのは「お客様から『必要とされる』存在でありたい」という想いです。
おかげさまで、阿部建設は創業から120年という長い歴史を歩むことができました。それは、時代が変わってもこの想いを揺るがすことなく、一人ひとりのお客様と真摯に向き合ってきたからに他なりません。
ただ家を建てるだけでなく、リフォームや不動産、さらには福祉施設の建築まで。時代のニーズを汲み取り、事業の幅を広げてきたのも、すべては地域のお客様の多様な暮らしに寄り添い、必要とされ続けるためなのです。
「人」が創る、阿部建設の未来
会社の成長を支えるのは、間違いなく「人」です。私たちは、社員の「人間力」を高めることを何よりも大切にしています。
面白い取り組みだと言われることも多いのですが、当社では現場監督を置かず、一人の担当者が設計から現場の管理までを一貫して受け持つ体制をとっています。「大変ではないか?」と思われるかもしれません。しかし、この一気通貫の経験こそが、幅広い視野と深い知識、そして何よりお客様の想いを形にする実践力を育てると信じています。若手もベテランも、協力会社の職人たちとも、一丸となって「良い建物をつくる」という同じ目標に向かって互いに競い合い、人財を豊かにしていきたいです。
原点は、自らの経験の中に
対談の中で、私自身の経験についてもお話ししました。私は車いす生活をしており、障がいを乗り越えてきた経験があります。その中で「本当に使いやすい建物や建築とは何か」を深く考えるようになりました。
だからこそ、シニア世代向けのバリアフリーリフォームや、誰もが快適に過ごせる住宅・施設の設計には、特別な想いがあります。私自身の実体験から生まれるアイデアも活かして、本当の意味での「バリアフリー建築」を目指し、日々ものづくりと向き合っています。
また、業務の効率化のためにITツールを積極的に導入しているのも、社員がお客様と向き合い、本質的な家づくりに集中する時間を生み出すため。すべては、お客様一人ひとりの人生に寄り添う空間を提供したい、という想いに繋がっています。
データが支える、若手の成長
NEXT STAGEとの連携は、私たちの「人間力」を育む体制に、新たな可能性をもたらしてくれています。
特に、経験の浅い若手が設計から現場管理までを一貫して担う上で、NEXT STAGEの第三者検査とデータ分析(施工品質の可視化)は不可欠です。以前は個人の経験に頼りがちだった部分も、データによって課題の傾向を客観的に把握し、的確な対策を講じられるようになりました。
若手の挑戦を、経験とデータの両輪で支える。この連携こそが、私たちの成長に繋がっています。
セミナーの参加者からは、「共感できた」「時代に合わせて柔軟に変化する経営姿勢が大変参考になった」などの感想を数多くいただき、嬉しく思っております。
会社の未来や私たちが大切にしている想いについて深く語り合う、非常に有意義な時間となりました。
今回の対談を通じて、自社の歩みを改めて振り返り、未来への決意を新たにすることができました。
これからも阿部建設は、この地域に根差し、皆様から「必要とされる」企業であり続けるために、挑戦を続けてまいります。