住宅の適正価格?

2018.02.13

  • 阿部建設の仕事

住宅の価格はどれくらいが適正なのでしょうか?
施主としてそれを判断するのは、とても難しいことです。
 
住宅支援機構でフラット35を借りて建てられた方々のデータが公開されています。
これを見ると、東海圏では2016年度、注文住宅の方々の平均単価は3404万円(3150万円/税別)/戸になっています。平均住宅面積は132㎡(39.9坪)です。
土地付注文住宅(土地及び建物同時取得)の方々が住宅に費やした平均単価は2847万円(2635万円/税別)/戸になり、注文住宅と土地付注文住宅の差は557万円(515万円税別)です。平均住宅面積は116.6㎡(35.2坪)です。
注文住宅と土地付注文住宅の母数から見た平均単価は3093万円(2865万円/税別)/とになります。
 

 
更に2015年度と2016年度の平均単価上昇価格を見ると、土地付注文住宅の場合66万円(税別)/戸、上がっています。
注文住宅では46万円(税別)/戸、上がっています。
これらは住宅の原材料費や人件費が上昇していることも影響していますが、ゼロエネルギーハウスなどの整備に使う、太陽光発電や設備費にも使われていると言われています。
 

 
住宅の価格を決める要素は数えきれないほどの要件が重なっています。
高低差・道路幅員・地耐力などの敷地条件や住宅の形状や規模、耐震性・断熱性能、使われている素材、保証条件など様々な要素が複雑に絡み、住宅の価格(坪単価)が決まります。
 
あと、建築会社の規模や広告宣伝費などが大きく影響します。
テレビで多くのCMを流している某ハウスメーカーの場合、決算書から読み解くと、一軒の住宅を受注するために、受注できなかった20軒分の営業経費、約150万円が上乗せされていると、建築業界では有名な話があります。
 
上記の表はハウスメーカーの総額、坪単価です。
CMや受注できなかった方々の販売経費、住宅総合展示場出店経費など、単価にどれくらいの価値があるのか、とても興味のあるところうです。
 
住宅の価格について先にも記したように、一応の目安はデータから読み取ることができます。
私が住宅の価格で言いたいことは、価値と価格(坪単価)が合致しているかということです。
価値と価格が合致している事の方が、私は大切だと思います。
価値だけでも、価格(坪単価)だけでもダメだと思います。
阿部建設はプロが設計し、プロがつくる会社として112年、地域で活動してきました。
 
阿部建設は価値と価格(坪単価)が合致してきたからこそ、その存在価値があり、必要とされてきたと思います。
阿部建設は価格(坪単価)など、住宅価格を表だって表示していません。
それは、一軒一軒ライフスタイや暮らし方を丁寧にお聞きし、予定の予算で可能か、お施主様とつくりあげていく手法を仕事しているからです。
 
これからもホンモノの素材で、暮らしやすく、快適で、価値のある住宅をつくっていきます。
一度モデルハウスイベント・見学会などにご来場して頂き、阿部建設の家づくり体感してみて下さい。