本日から２日間に渡り、静岡県浜松市の浜名湖畔にあるOMソーラー社屋「地球のたまご」をお借りし、阿部建設社員研修 2016 を開催しました。

１日目は私から今年度の経営方針を私から社員へ語った後に、社員全員に今年度の目標を話してもらいました。

２日目は住宅展示場に出店されている某ハウスメーカー(２社)についを各社員に事前に訪れてもらい、レポートを提出してもらい、そのレポート結果を発表しました。

その後は経営方針やハウスメーカーレポート結果を参考に、夕方まで４つのグループに別れ、社員同士で議論を行い、最後に発表手もらいました。
 

発表では手をつないで環になり、踊り出すグループも現れ、阿部建設がまた新たな時代へと突き進む会社として確信を得ました。
 

この研修を通じ、阿部建設が目指す家づくりや施設建築、リノベーション、定期点検、メンテナンスシステムなど、多岐にわたり経営方針を話しました。

その骨子は以下の通りです。
阿部建設はお客様が目指す暮らしを「ライフスタイル追及型工務店」と称し、徹底した設計と、それを支える施工に回帰する方針を掲げました。
 

まずは基本価値と感性価値に分けて考えることにしました。
東日本大震災や熊本地震でも注目されたように、耐震性やゼロエネルギー住宅(ZEH住宅)に見られる温熱環境などの性能面は、国が決めた施策で工務店もハウスメーカーも同じ物差しで評価出来るようになったため、その差がなくなりました。

結果的にハウスメーカーが莫大な資金をかけて提唱してきた優位性が失われました。
それが基本価値と位置付けます。
そして阿部建設はハウスメーカーが成し得ることができない、ライフスタイル実現や自然素材の活用など、感性価値と呼ばれる分野を伸ばした家づくりやリノベーション、施設建築に進む方針としました。
感性価値には「楽しい」や「遊びごころ」、「正直な仕事」など、数値化して表すことが難しい価値を言います。
先にあげたように、工務店がハウスメーカーをレポートしても、仕事に一見関係が無いように思われると思います。
ハウスメーカーは大規模に仕事をしているため、個々のお客様に細やかに対応することが苦手です。
従って、ゼロエネルギー住宅(ZEH住宅)など、性能や経済面をクローズアップした方針にするしかありません。
その先を進めようとしても、暮らしを楽しんだり、素材の経年変化を楽しんだりするスキルを持ち合わせません。
ゼロエネルギー住宅など経済面を重視した住宅づくりは阿部建設にとって当然の検討課題であり、ライフスタイルを追求した提案をすることに注力を使っていきます。
ハウスメーカーレポートを通じ、社員にその確認をしてもらいました。
社員によるグループワークではライフスタイルを追求することについて、具体的に仕事に落とすことを議論してもらいました。
 

阿部建設はこの社員研修を通じ、社会に必要とされる工務店を目指し、地域でこれからも仕事をしていきます。
これからの阿部建設にも是非ご期待ください！