「アメリカ合衆国住宅産業」研修
2010.06.26
- 阿部建設の仕事
私は6月6日(日)~12(土)までの日程で、オレゴン州 ポートランドを次世代を担う若手工務店経営者らと訪れてきました。
私たち工務店が目指す、将来の業界モデルや全米住宅協会(NAHB)の組織と業界構成、活動内容を始め、住宅金融制度、保証保険制度、教育資格制度、品質管理、工程管理、省エネ技術、インスペクションシステム(検査体制)、生産履歴情報、資材流通、技能者供給システム、サブプライム問題などを各部門の専門家を招いたり、現場を訪れるなどして研修してきました。
こうした研修は今までに類が無く、とても新しい気付きを得た研修となりました。主催は工務店を支援している全建連(JBN)です。
具体的には以後のダイアリーでご紹介していきますが、一つ言えることは次の通りです。
私たちは20年以上前から、アメリカで行われてきた住宅制度や性能・構造などを習った仕事をしきました。
しかし今回の研修を通じ、日本の住宅造りがアメリカを追い越し、リードしていることが分かりました。
言い変えると、アメリカでは20年以上前から質の高い、省エネルギーな住宅を作ってきましたが、ここ最近は進捗度合が低調であり、停滞している状況にありました。
こうした状況は、サブプライム問題が大きな要素とも言えますが、省エネや住宅履歴など、日本は世界的視野で見ても先進的な住宅施策が行われおり、手厚く守られています。
ダイアリーでまた詳しく研修内容をご報告致します。
研修には大学に通う息子も同行させ、道中私を手伝ってもらうと共に、アメリカでの住宅事情を学ばせました。