OMソーラーの実測データ,数ヶ月単位で定期的にOMソーラー加盟工務店と開催している自立循環型住宅勉強会が名古屋で開催されましたので、今回も参加してきました。今回は1月25日前後に各工務店が住宅内外の温度・湿度を測定し、自立循環型住宅の計算式(住宅の基本的な温熱環境などの性能を数値化してデータ化する仕組み)に照らし合わせ、皆で検証するものとなりました。15社も集まりましたので、良いデータが集まり、比較検証も可能となりました。OMソーラー住宅は建てる前の図面の段階で、性能予測(シュミレーション)が可能です。それらのデータと実測を比較検討することもできました。ここで得られたデータに大きな特徴がありことがわかりました。皆さんのデータに共通するのは、昼間18度前後の室温で暮らされている住宅が多いことでした。また湿度も低めで、一定に保たれている住宅がほとんどでした。これらは何を意味するのでしょうか。今回OMソーラー住宅の他、一般住宅(OM無)も測定し、性能的な特徴を検証しています。一般住宅では室温が23~25度程度で暮らしておられる住宅が多いようです。以上の現象はOMソーラーで言われている、足元と天井との温度差が少ないためとの裏付けがされた結果となりました。床と天井がほぼ一定の温度であるため、それほど高い室温を必要としない訳です。また同時に部屋間(例えばリビングと脱衣室など)の温度差も少ないことがデータから読み取れました(熱的バリアフリー)OMソーラーはとても省エネで、温度差が少なく、湿度も一定に保たれるエコ住宅と言えます。また「省エネ法」が改正され、それらについても討議がなされました。最近、法が次々と新設・改正され、お客様にとって、何をどうしたら良いか分からなくなっているのが現状ではないでしょうか。今回の改正省エネ法の特徴は300㎡以上の住宅や150棟以上/年供給ししている建売業者、賃貸住宅も次世代省エネレベルの性能を持たせ、1次消費エネルギー削減を義務付ける点にあります。皆さんが建てられる住宅に、ただちにそれらに対応する必要はありませんが、住宅を建てる場合「改正省エネ法を上回る基準」とだけ覚えておいて下さい。ちなみに、阿部建設は既にこれらに対応可能な基準に達した仕様となっています。これからも阿部建設は皆様の快適な住宅造りのために、たゆまぬ努力をして参ります。(写真上は会議の様子、下は改正省エネ法を開設した冊子です)