国産材の良さは何?

2008.08.07

  • 阿部建設の仕事

今日は東京に国産材製材協会のお招きで、国産材利用についての意見交換を行って参りました。参加者は全国の木材製材業者とパネラーとしてお招き頂いた8社の工務店でした。最近は国産材を使った家造りも増えてはきていますが、様々な障害がある為、阿部建設のように国産材使用率が100%に近い工務店はまだまだ珍しいのが現状です。 また全国の国産材使用量は全木材量の30%に過ぎない現状です。こうした状況を改善しようと、今回パネラーとして主に国産材を主として使う、8社の工務店と木材製材業者との意見交換会が開かれた訳です。私自身はこの5年余りで13箇所以上の木材産地を訪れ、実際に山へ行き、ストックヤードや製材現場を見ています。結果として今阿部建設では品質や価格、流通などの面を総合的に考え、3箇所程度に木材の仕入れ産地を絞っています。しかし全国的にはどちらかがアクションを起こさない限り、こうした工務店と製材業者が接点を持つ事は行われてきませんでした。これは木材市場のセリなどで木材が流通し、それらを仕入れた仲介業者によって工務店に木材が供給されてきたからです。ですから、どこから来た木なのかは関係なく、産地など有名どころ以外は関係なく流通してきた訳です。私達は10年以上前からこの国産材のメリットに注目し、積極的に地域の国産材を使用してきました。主なメリットは下記の通りです。1.顔の見える業者とお付き合いをし、品質の確かな材を安定的に仕入れる事が可能である事。2.地域の材を使う事で地域に雇用が生まれる事。3.地域の材を使う事でCO2の排出量を最小減に抑える事ができる事。4.為替などの影響を受けにくく、木材を安定した価格でお客様に提供できる事。などが揚げられますが、まだまだメリットはたくさんあります。阿部建設はこれからも確かな品質の材で、地産地承な住宅造りを進めていきたいと思います。,../up_img/20080812162506a.jpg,
2008/8/6,富士山プロシェクト 挑戦編!”