心のバリアフリー セルフガソリンスタンド
2008.08.18
- 阿部建設の仕事
私の住む守山区から本社までの途中には、一つもガソリンスタンドがありません。ガソリンを入れるにはわざわざ道を大回りして入れに行かないといけません。迂回してまで唯一あった大曽根のJOMOも、昨日寄ってみると「今月で閉店します」との事。 これは困った・・・(苦)何故なら、ガソリンスタンドが無くなるのも問題だが、フルサービスのガソリンスタンドがなくなってしまうのが車椅子生活の私にはもっと困る。 少し前のこと、セルフスタンドに寄った際、インターホン越しに「車椅子なんで、大きく扉を開けて降り給油すると、まわりのお客様に迷惑がかかるといけないので、給油お願いできませんか?」と問いかけると、「うちはセルフなんで・・・」との回答(困)すかさず、「だから、降りて現金を入れるところに入れられないので・・・」と返すと、「だから、うちはセルフなんで・・・」と答えが返ってくる。どうも話がかみ合わない(苦)別のセルフでも同じようにインターホンで給油をお願いすると、「今一人しか居ないので、機械の前を離れれないんだよね」と答えてきた。見渡しても車は私の車1台のようである。ひょっとするとセキュリティーの関係で出てこれないのかもしれない。いずれにせよ、セルフスタンドで給油が難しいのです。 また、以前ハワイ大学に短期留学した時私はレンタカーを借りていた。アメリカ本土でもレンタカーを利用しましたが、同じスタンドの中にフルとセルフを選べるスタンドを良く見ました。お客さんがどちらかを選択できるのです。私はいつもこうした事に直面するたび、フルサービスとセルフサービスの違いを私達の住宅造りに置き換えて考えてしまいます。ハウスメーカーやタマホームに代表される住宅造りは、ひょつとすると住宅業界のセルフスタンドではないのか・・・。阿部建設のような住宅造りは、お客様のご要望を上手く叶え、実現してゆくフルサービスな住宅造りではないのかと・・・。セルフサービスな住宅造りと比べると、時間は少し掛かるし、コストもちょっぴり掛かる。サービスを考えればコストの差はあまり無いのでは・・・とも考える。車のガソリンとは表現が少し違うかもしれませんが、私は住宅業界のフルサービススタンドを目指したいと考えます。コストはセルフと限りなく接近しつつ、ハウスメーカーには出来ない、手間の掛かる価値のある「提案」、「仕事」です。住宅は24時間、365日フルに使われています。車は動いている時だけですが、住宅は暑い時も、台風の時も、寝ている時も使われています。ご家族が長くずっと暮らす家ですから、造るのに少し時間が掛かっても、コストが少し掛かっても、決して私達は手間を惜しまず、お客様の為の住宅造りを進めたいと考えます。フルかセルフな住宅造りどちらにするかは、皆さんも考えてみて下さいね。,../up_img/20080910235631a.jpg,
2008/8/11,阿部建設夏祭り 2008″