阿部建設では日本福祉大学・金城学院大学と、基礎的なデータを収集した上で「バリアフリーの表記基準」を決め、その情報を元に施設や飲食店などのデータベース化を目指す共同研究を行っています。

先月末、バリアフリー情報発信を盛んに行っている伊勢志摩バリアフリーツアーセンター様の案内で、三重県鳥羽市にある宿泊施設扇芳閣さんを訪れてきました。

扇芳閣さんは客室（３室）をバリアフリー化しており、その部屋を学生の皆さんと愛知建築士会バリアフリー特別部会の方と一緒に見学させていただきました。

高齢化社会、ユニバーサルデザイン化が叫ばれる昨今でも、高齢者や障がい者、その家族みんなが安心して宿泊できるホテルや旅館などはまだまだ少ないのが現状です。

トイレ・洗面、浴室など、客室全体がバリアフリー化された空間はとても貴重な存在で、今回、そのような場所を見学することができ、とても良い機会をいただきました。

今後もバリアフリー施設のデータベース化に向けて、皆さんと力を合わせて取り組んでいきたいと思います。