東北被災地支援ツアー 2017
2017.04.17
- 仲間との語らい・私事
私が所属するボランティア団体(YMCA)の仲間と東北へ被災地支援ツアーに行って来ました。

毎年行っており、今年で5回目になります。

東日本大震災から6年が経ち、目に見えるところうはかなり整備されてきました。

支援ツアーは現地で何らかのボランティアを行うのではなく、現地に行き、食事をしたり、泊まったりすることで支援につながるとのことから、主に復興状況や語りべと呼ばれる震災体験者の話を聞くのがメインな内容になります。




今回は戦闘機が多く津波で流されたブルーインパルスの松島基地も見てきました。

既に四メートルのかさ上げ工事を終えた格納庫や訓練の様子を見ることができました。

また石巻の漫画博物館。

ちょっと分かりにくいですが、窓の上の方に「ここまで津波」の矢印があり、被災時2日間ここで取り残された方々が耐えた建物です。

海沿いは高い堤防が出来、海を間近に見ることが出来ません。

仙台市浜通りと呼ばれた、当時住宅密集地に行きました。

倒れた木々の間に、倒れたままの電柱がそのまま横たわっていました。

また建物の基礎がそのまま残されており、まだまだ復興が進んでいないところうも見ることごできました。

多くの生徒が亡くなった大川小学校では、子どもを亡くした綾(語りべ)によるお話をお聞きしました。

堤防や復興住宅建設と言ったハードは整いつつありますが、心のサポートを中心としたソフト面の支援がこれから重要視されると思います。

私はこうした被災地での体験を聞くたびに、住宅や建物をつくる立場の人間として責任を持ってつくる決意を感じています。

復興支援と併せ、これからも地震に強く、快適な住宅、施設建築をつくり続けていきたいと思います。