阿部建設は近年真壁(しんかべ)と呼ばれる、国産材の柱や梁が表し(見える)住宅を中心に施工してきました。
こうした真壁の家は構造体が見えるため、木の美しさを最大限に引き出すには最適な工法であり、明解な家造りです。
また真壁は一般的に技術力が必要とされる工法としても認知されているため、その技術力を保つことや、標準化することで効率よく現場を動かすことが可能となり、真壁の比率が高くなっていました。
一方で、私が暮らす「小幡南の家」のような、大壁(おおかべ)と呼ばれる仕様を好むお客様も根強く、阿部建設ではこちらの仕様の家も建ててきました。
真壁や大壁は空間の見え方の違いであり、性能や暮らし方に影響のあるものではなく、あえて言い方を変えて表現すれば、「好み」に関わるものであると言えます。
そんな中、阿部建設で打ち出した「ima」(いま)は、建築家 伊礼智氏が考える家造りを、阿部建設を通じて提案する家造りの事です。

「ima」の中には、すべてを伊礼智氏に依頼する「大蔵町の家」（2013年7月完成予定）のような家造りもあれば、間取りや仕様の限定を受けた、伊礼智氏プロデュースの「i-works」もあります。
→大蔵町の家上棟式の様子はこちら。
→i-works 1.0 柴木材店モデルハウスを訪れた時の様子はこちら。

伊礼智氏はれ建築家 吉村順三氏の設計手法を脈々と伝えてきた建築家です。

「ima」の概念図を下記に示します。