SAREX in 東京
2012.02.16
- 阿部建設の仕事
本日開催されたSAREX WS(ワークショップ)の様子をお伝えします。
SAREX WSは毎回楽しみにしている勉強会です。
今回は「2012年の展望」と題し、新建ハウジング 三浦局長(写真上)、SAREX 専務理事 野辺公一様(写真下)によるディスカッション方式で、みっちり3時間余り解説が行われました。皆様もご存知のように様々な事柄が国内外で起きており、将来展望が見えない状況です。
世界的不況、震災復興、消費税率・増税、人口減少・高齢化、エネルギー問題、食料問題 etc
そんな中で、国はもう補助金を出すなどの体力が無く、2020年頃までには現在行われている施策は終了し、その後はあらゆる手立を打つことが困難となる見解が話されました。
現在良く話題となっている太陽光発電に対する補助金・買取や長期優良住宅などに代表されるエネルギー削減住宅などへの補助金が全てなくなることを意味し、それらに頼った経営をせざる終えないハウスメーカーなどは苦境に立たされるであろう見通しも話されました。
ハウスメーカーなどが補助金を得て先行して開発されているスマートハウスやゼロエネルギーハウスは今後目覚しい成果をあげるものの、それらは数年で古い技術となってしまう恐れがあり、導入を図る場合は慎重に行う必要がありそうです。
中古住宅などは人口減少に伴い、一定のニーズを得ることが予想され、それらに対する対応が重要となります。
また、現在6万社程度存在する工務店の内、10棟/年以上元請できる工務店は6千社程度であり、この先ますます減少して行く傾向にあるとの解説がありました。
建てることは出来ても、今後メンテナンスができるかが問題視されます。
阿部建設ではこうした問題について、ほとんど対応を始めています。
阿部建設はこうしたWSなどの情報を参考に、将来起きるであろう事態を予測し、体制や人員を整え、社員のスキルアップにつながる研修を行い、お客様の信頼を得ると共に、良質で快適な住宅・施設建築を提供していきます!