本気で取り組んだ結果

2009.07.29

  • 阿部建設の仕事

一般的な工務店にとってアフターメンテナンスは「ついでの仕事」、「余分な仕事」と後向きな仕事して長らくとらえられてきました。結果的に以前地域で行われてきた、工務店や大工さんによる「町医者」的なメンテナンス(相談など)活動は消滅し、多くの無管理住宅が生まれ、工務店や大工で建てた多くのお客様にご迷惑をお掛けする結果となっています。
無管理住宅とは建てた工務店や大工が廃業したり倒産して無くなっていたり、工務店は存在していているものの相談にのってくれない、営業しているかわからないなどの理由から無管理と呼ばれる住宅が世間には多く存在しています。

またお客様にとっては、いざ水漏れや雨漏りが生じた場合、どこに修理を頼んで良いか迷うと思います。また、耐震改修や温熱改修など構造躯体に関わる部分にリフォームが及ぶ場合、信頼できる工務店を探すのは至難の業です。もっと言うと、構造、性能面は勿論、デザインよくセンスのあるリフォーム(改修)をしてくれそうな工務店を見つける手段がないのが実情ではないでしょうか。

私達も以前はアフターメンテナンスに消極的な時代がありましたが、早くからこれらの問題に取り組み、今では「香りの会」という組織によりアフターメンテナンスを取り行う仕組みが完成しています。また専任の社員によるリフォーム工事を行う仕組みが確立しており、安心してリフォーム工事をご依頼して頂けます。

これらの成果が認められ、「新建ハウジング ブラス1」に阿部建設が5ページに渡り取り上げられました(隔月4回連載)この業界紙は今全国の工務店や大工さんの間で一番読まれている業界紙です。そうした中で阿部建設のノウハウを披露することは一見当社にとって何のメリットもありませんが、工務店業界という点で見た場合情報提供は大きなメリットがあると思い、今回ノウハウ提供致しました。

一つでも多くの工務店、大工さんがこの記事を見て、アフターメンテナンス、定期点検の重要性に気付き、業界の発展に繋がり、結果として無管理住宅の発生を防ぎ多くのお客様が末永く安心して暮らしていけることにつながることを期待しています。
第1回目の記事の中では阿部建設がアフターメンテナンス、定期点検に再び取り組んだ考え方について書かれています。