「バリアフリー相談窓口」開設に向けて

2023.03.20

  • 心のバリアフリー

現在、愛知建築士会まちづくり委員会バリアフリー特別部会では「バリアフリー相談窓口」の開設準備を進めています。
バリアフリー住宅や施設などをお考えの方がバリアフリー建築に関する相談ができ、建築士によるアドバイスを受けられる相談窓口です。一般の方はもちろん、施設運営者や行政の方々など、どなたでもご相談可能です。

今回の開設にあたって、建築士自身がバリアフリー建築の現状を知ることも大切なことだと考え、バリアフリー宿泊施設であるサポートイン南知多をMatterport(3D画像)で撮影する勉強会を開催しました。

その中で、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターのスタッフである中村千枝さんから「パーソナルバリアフリー基準」についてお話を伺うことができました。伊勢志摩バリアフリーツアーセンターは観光地・伊勢志摩のなかの鳥羽市に事務所を構えるNPO法人で、障がい者や高齢者の方々それぞれの身体の状況や希望に合った宿泊施設や観光施設を紹介したり、旅行のアドバイスを行っています。20年以上前からバリアフリー情報を発信してきた先駆的な存在としてバリアフリー界では有名です。

今回のテーマである「パーソナルバリアフリー基準」は、これまでも度々ご紹介してきた大学と共同研究を行なっている「バリアフリー宿泊施設調査」においても参考になる大変有意義なお話でした。勉強会で得た知識を相談業務や共同研究に活かしていきます。
 

●「バリアフリー宿泊施設調査」については、スタッフブログでも紹介しています。
中日新聞知多版に「バリアフリー調査」が紹介されました