創業110周年記念 「木の家と太陽と車いす」出版記念式典開催！
2016.08.06
- 見学会・イベント
阿部建設の創業110年を記念し、「木の家と太陽と車いす」を出版しました。
7月24日(日)に出版を記念して、何人かの発起人により 「木の家と太陽と車いす」出版記念式典を開催して頂きました。
当日は大変多くのお客様、建築関係者様、業者様などにお集まって頂き、共に楽しい時間を過ごさせていただきました！
まずは「木の家と太陽と車いす」編集のコーデネーターを務めて頂いた、発起人である野辺公一さん(オプコート研究所 代表)によるご挨拶でパーティーが始まりました。
野辺さんは住環境価値向上事業協同組合(SAREX) 代表理事も務めておられ、工務店が進むべき方向を的確に示して頂ける方として、私自身とても信頼をしている方の１人です。
野辺さん自身多くの本を出版された経験があり、本の出版の話を相談しました。
最初は書店で売ることを考えていなかったため、阿部建設の歴史的な本を考えていました。
しかしながら「そんなものは誰も読まないし、もらっても面白くない」と切り捨てられ、「書店で売れるくらいの内容にして、お施主さんにも読んでもらおう！」とアドバイスを受け、それを受け入れました。
私が車いす生活者でもあるため、家づくりに加え、そうした目線での編集も取り入れてくれました。
お陰さまで、大変読みやすく、一気に読んでしまいたくなる本として評されることの多い仕上がりとなりました。
「木の家と太陽と車いす」はAmazonで購入できます。
続いて同じく発起人の愛知医科大学 教授の柴田英治様の挨拶です。
柴田先生には私が代表理事を務める (一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議 の地方組織 あいち健康省エネ住宅推進協議会会長に就任して頂き、建築と健康を医師の立場から検証を行う、スマートウェルネス住宅(国土交通省補助金対象事業)に協力して頂いています。
発起人最後の挨拶者は、同じく私が代表理事を務める 一般社団法人 名工家(めいこうや)理事の鈴起建設 鈴木貴雄社長が行いました。
鈴木社長とは地域の工務店が協同して、職人教育や品質向上に努める活動をしています。
出版記念パーティーではお久しぶりにお会いしたお施主様やお世話になった方々にもご出席をして頂きました。
「木の家と太陽と車いす」でもご紹介させて頂きましたが、中部労災病院で私の主治医でした井上虎吉様(2014年新築)にもご出席して頂きました。
ご自身お体の調子を崩し、車いすをお使いのご不便な中、駆けつけて頂きました。
私が入院中、とても大きな支えになってくださった方です。
出版記念パーティーには、講談社から発刊されている女性向けマンガ Kiss (月刊誌)に連載中の「パーフェクトワールド」作者の漫画家 有賀リエさんも東京から駆けつけてくれました。
有賀リエさんには「木の家と太陽と車いす」の帯にコメントを入れていただいています。
「パーフェクトワールド」は私 (車いすの建築士) が主人公のモデルになっています。
漫画では主人公がかなりのイケメンに描かれていますので、ギャップは大きいかもしれません(笑)
有賀リエさんの挨拶後は、阿部建設の110年の歩みを振り返る写真をスライドショーで社員が編集してくれました。
皆さんと過ごす時間は短く感じるもので、私かの挨拶りの時間となりました。
私は2002年の4月に岡山県TIサーキットで開催されたバイク中の転倒事故で背骨を折る、大きな失敗をしてしまいました。
家族はもちろんですが、多くのお客様や業者、社員に多大な迷惑をお掛けすることになりました。
しかしながら、本にも書かせてもらいましたが、私は本当に幸せ者です。
仕事を皆さんの協力のもと、続けていられました。
本当に感謝です！
こうした気持ちを、全てこの「木の家と太陽と車いす」に書かせていただきました。
次の100年に向け、創業111年の年に私の長男 阿部 将也も修行先から戻ってきてくれました。
これからも社会から必要とされる阿部建設を目指していきますので、どうぞ宜しくお願い致します！
締めの挨拶を、工務店の先輩社長と言うべきイトコー 伊藤社長(名工家 理事)にして頂きました。
伊藤社長は目標とする社長であり、常に行動を共にしてきた間柄です。
時には良き理解者、時にはライバルと、立場を変えながら共に競い合ってきました。
最後に、参加者皆さんとデッキに出て、記念撮影！
いい顔してるかな(笑)
皆さん、出版記念パーティーにご参加して頂き、本当にありがとうございました！
