３月に上棟を行った大森エコタウン2　A棟→詳しい資料が掲載されているダイアリーはこちら。
木工事も半分ほど終え、販売を開始しています。
本日と明日、現地でスタッフがお待ちし、販売を行っています。

ご興味のある方は、是非お立ち寄り下さい（パースは完成予想図です）
A棟は販売されるまでの間モデルハウスとして使用するため、価格面だけでなく、他にもサービスを予定しています。
詳しくは営業設計スタッフにお訪ね下さい。
上棟時のダイアリーで少し触れましたが、A棟では新しい試みをしています。
その一例をご紹介致します。
①軒裏を準防火地域でも木を張れる仕様としました。
準防火地域内では通常軒裏は不燃材で覆う必要があります。木を張ることで、将来塗装などを施す費用が省力化できると共に、美しいフォルムとして見せることが可能となりました。
②軒の出を120㎝としました。
名古屋でこの軒の出を実現するには台風などを考慮し、耐力的な検討が必要でした。庇が長くなると、外壁などの痛みが減り、メンテナンス面で良い効果が期待されます。また、夏の日差しを遮る効果も期待でき、名古屋の暮らし、風土に合わせて試みてみました。一方で２階の室内から庇線が下がり、気になるとおっしゃる方も居ます。一度見学などに来られ、実際の建物で見て、ご意見を頂けると幸いです。
③ A棟では②に関連して、従来行ってきた防水を施したベランダを止め、木製としました。
木製とした理由は、デザイン面を重視したからです。防水を施すベランダは、とうしても下地を組む必要性から大掛かりなものとなり、デザイン面でし支障が生じます。デメリットとして、ベランダに立つ人が、下から見えてしまう点があげられます。
④制震ダンパー採用。
以前もお伝えしましたが、阿部建設は制震ダンパーを採用した、制震住宅を標準としています。
→制震ダンパーに関するダイアリーはこちら。

揺れを軽減し、度々起こる余震にも対応できることが特徴です。

A棟では４本(20万円前後の費用)を１階で使うだけで、確実に耐震性能を一つ上の性能レベルとすることが可能となります。
→阿部建設の設計、技術基準などはこちら。

⑤断面欠損の少ない金物接合採用→接合部に配慮するページはこちら。
以前から阿部建設では伝統的な木組みの技術と併用して、金物などを有効に使った住宅造りを行ってきました。
主要な梁と柱を接合するのは、通常写真のような金物を使い、ボルトで引いて接合しています。

端部で使った場合、下記のような納まりとなります。

こうした接合を行った場合、梁や柱に仕口(しくち)と呼ばれる穴を明け、ほぞと言う突起した木部を差し込んで接合します。仕口の穴には木が差し込まれますので、断面欠損による強度は充分確保されるとも言われていますが、阿部建設ではご覧のような、断面欠損が少ないと言われている金物をお勧めすることとしました。

デメリットとしては梁の下側に金物の一部が見えることと、梁の横にピンが見えることです。
こちらの金物を端部で使った場合は下記のようになります。ボルトの穴は柱を貫通しますが、仕口やほぞはありません。

前記した通り、従来の金物を使った場合でも強度が不足したりすることは考えられませんので、どちらを選ぶかはお客様の判断によります。断面欠損の少ないと言われている金物は主要なグリッド部分にのみ採用することで、コストと強度のバランスをしています。
⑥天然乾燥材を採用しました。
重油などを使い、乾燥させた木材を使うことが一般的となっていますが、A棟では天然乾燥材を使いました。

これは重油を使った人工乾燥に比べ、エネルギーコストを1/10以下にするだけでなく、CO2削減効果にも寄与します。一軒の住宅の構造材を乾燥させるために、ドラム缶2～3本程度の重油を使っています。温暖化の面においても、好ましくはないと感じていました。
人工乾燥の場合、木が割れにくい事に対し、天然乾燥は割れたり、反ったりするデメリットがあります。割れた場合、強度は－3%程度との試験結果が得られています。こちらも実際にご覧になって頂き、どちらの木材を採用するかを見て頂くことができます。
⑦ペットボトル再生断熱材の採用→最新のエネルギー基準を満たすページはこちら。
写真の白い断熱材は10年ほど前から採用しているペットボトルをリサイクルして作られた断熱材です。

以前からお伝えしている通り、阿部建設はリサイクル出来たり、土に戻る素材を使った住宅造りをしています。火災にもなりにくく、燃焼したとしてもダイオキシンなど、有毒なガスを発生させません。また、阿部建設の断熱基準は次世代省エネという一番高い断熱基準をクリアーする性能を標準としています。

⑧気密シート採用。
住宅の気密性能は断熱と併せ、重要な要素の一つです。
阿部建設ではご覧のような、アルミ箔を混合した気密シートを標準としています。

このシートの採用などにより、阿部建設では2～3㎠/㎡の性能を確保しています。もっと高い性能を実現することは容易ですが、換気の性能に影響が出るため、この程度としています。
⑨自然エネルギーシステムの採用。
OMソーラーと呼ばれるシステムを採用しています。太陽で暖められた熱を床下に送り、家全体を床暖房すると同時に、換気も行うことが出来ます。
⑩蓄熱式暖房器具の採用。
夜間電力を活用した、クリーンに暖房器具を導入しています。ランニングコストを抑えることが可能となります。
以上は一例を挙げていますが、他にも多くの工夫や試みがなされており、実際の建物を是非見て頂きたいと思います。
いつでもお見せできますので、お気軽に営業設計スタッフにお申し付け下さい。
見学希望の方は代表メールや電話などで受け付けています。
体表メール　abe@abe-kk.co.jp

完成は6月末を予定しています。他にも多くのイベント、見学会が予定されています。
→今後の見学会情報はこちら。
→阿部建設の住宅造りコンセプトはこちら。