工務店ミライセッション2018

2018.12.09

  • 制震住宅・制震ダンパー

東京のビッグサイトで開催された「Japan Home&Building Show」内特設ブースで開催された「工務店ミライセッション2018」トークセッションに登壇してきました。
テーマは京都大学 中川貴文氏、住友理工 小谷宗男氏と共に「耐震性能」について話をしてきました。

私は阪神淡路大震災直後に炊き出しのボランティアとして参加した町の様子が忘れられません。
倒壊した建物や焼失した建物など地震による多大な被害を見て、建築に携わる者として大きな影響を受けました。
以来全棟構造計算や制震ダンパーを標準仕様とするなど、耐震性を高める住宅づくりをしてきました。
 
住宅には四号特例と呼ばれる壁量計算に基づく簡易的に耐震性能を確保する制度があります。
経験の浅い技術者にも家づくりが可能になるよう特例がありますが、大変曖昧な計算による部分が多く、阿部建設では四号特例を使わずに全棟許容応力度計算を実施して、実際に柱や梁、基礎にかがる荷重などを計算によって確認しています。