YouTube バリアフリーチャンネル #18

2022.08.26

  • 心のバリアフリー

YouTube バリアフリーチャンネル #18は 「リハビリテーション医療の先駆者として」と題し、元・中部ろうさい病院の医師で、脊髄損傷者のリハビリや治療の専門医として深く携わってこられた井上 虎吉さんと対談しました。

井上先生は、私が2002年に事故で脊髄損傷を負った時の主治医であり、脊髄損傷者が抱く不安に的確に答え、立ち直りのきっかけをくださった恩人でもあります。

対談の中で、20年以上前は脊髄損傷を負うと、2年以上の入院生活を余儀なくされることは珍しくなく、帰る場所の整備が大切だと解いています。井上先生は当初から入院中の医療だけでなく、自宅に戻った際の“失われた身体機能をどのように建築の工夫で補えば良いか”という点に注視し、提唱されてきました。建築が担う安心・安全の大切さは、家族にとっても大切であることを伝えてくれています。

また、井上先生自らが身体に障がいを負い、社会環境の整備が整っていないことを実感した体験談や、その中でもどのように暮らされているのかを話してくれています。

ただ段差が無かったり、手すりを付けるなどの単純なバリアフリーではなく、家族と一緒に暮らす視点からも、医療と建築の「融合」の大切さをお話ししています。

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