前原大臣は若々しかった!
2010.09.01
- 阿部建設の仕事
バカの壁で有名な養老孟司氏が議長を務める「木の家 耐震改修推進会議」が発足し、東京で発会式が開かれたので参加してきました。
この「木の家 耐震改修推進会議」は既存住宅の耐震化率及び国産材利用率を高める目的があり、アウトドアライターの天野礼子氏が進行役を務める中、前原誠司国土交通大臣、林野庁皆川芳嗣長官をお招きし、盛大に開催されました。
こうした会議に大臣自ら出席されるのは異例です。テレビで見るより若々しく感じました!
国が目指す耐震化率、国産材利用率の目標値を達成するため、この「木の家 耐震改修推進会議」の活動に期待が寄せられています。
記念講演は東京大学の目黒教授による、地震時における建物の耐震化の重要性について講演が行われました。
講演の中で神戸淡路大震災において92%の方が発生から15分以内に亡くなっており、その原因が住宅の耐震不足に起因している点を発表していました。
火災が原因として挙げられているデータは多くが間違いであり、住宅の耐震化が進んでおり初期消火がされていたら、もっと被害は限定的であったとの報告がなされていました。
また倒壊件数が少なければ、建物の下に取り残されていた方々の救出がもっと進み、亡くなる方々が少なくなっていたとも話されていました。
阿部建設は新築時標準仕様で「耐震等級2」以上とした構造計算を行っている他、制震ダンパーも提案し更なる耐震化を提案しています。
使用している木材は一定強度以上の強度を有した近県の国産材を使用し、住宅造りを提案しています。
「木の家 耐震改修推進会議」では耐震化率を向上させ、国産材利用を促進する目標がありますが、阿部建設においても新築、リフォームを問わず、耐震化向上をこれからも提案していきます。