ZEH(ゼロエネルギー)住宅の行方は？
2015.09.29
- 阿部建設の仕事
本日東京で工務店ネットワーク JBN の環境委員会が開催されたので参加してきました。
現在まで補助金を交付しながら、ゼロエネルギー住宅普及が図られてきました。
この補助金は2018年度まで続く見込みでありますが、段階的に補助額が減額されていく見込みであることが経済産業省のロードマップを示し、説明がありました。
阿部建設では2007年に最初のゼロエネルギー住宅パンフレットをつくり、2010年には大森エコタウン１モデルハウスを建設し、普及に務めてきました。
皆様もご存知のように、使うエネルギーと得られるエネルギーの和がゼロ以下になるのがゼロエネルギー住宅の考え方になりますが、その定義はしっかりと決まっていなかったのが現状でした。
この度、経済産業省からその基準案が提示され、業界もそうした方向に大きく舵を切る見込みです。
2020年には住宅の省エネルギー基準が義務化されますが、ゼロエネルギー住宅は2030年までに新築の40%をゼロエネルギー化する方針です。
阿部建設は2010年以降多くのゼロエネルギー住宅を建設してきましたが、ランニングコストを得られるエネルギーが上回る住宅が多数あり、こうした国策に合致した住宅をつくっています。
余った資金を住宅ローンに回し、返済を早めることにもつながります。
また庇を長くしたり、通風を考えた間取りや窓配置を施すことで、快適に暮らすことも考慮した家づくりに務めています！
さらに、阿部建設がテーマとして取り組んできている「防災」の観点からもゼロエネルギー住宅は有効にはたらきます。
災害時に、ライフラインが途絶えてもOMソーラーで暖房が可能です。
太陽電池で電気を得ることが可能です。
井戸を併設すれば、ろ過など行えば水を得ることが可能になります。
現在建設を開始する新しいモデルハウスでは最新の設備や性能を備え、体験宿泊型のセミナーハウス(モデルハウス)をゼロエネルギー仕様で建設を行います。
省エネで快適な住宅はランニングコストも抑えられ、健康面においても大きな効果が期待できます。
家を新築したり、リノベーションを考えている場合、是非このZEH基準(ゼロエネルギー住宅)の住宅を検討されてみてはいかがでしょうか。
ご相談は営業設計社員にお尋ね下さい。
