日本建築総合試験所訪問
2011.05.12
- 阿部建設の仕事
阿部建設が標準仕様としてお勧めしている制震住宅。
制震ダンパーの性能試験の為、本日大阪の千里にある日本建築総合試験所を訪れてきました。
この制震ダンパーはゴムの粘性体で出来ており、地震などのエネルギーを熱に変え、揺れを抑えるもので゜す。
筋かいのように、壁に斜めに設置します→以前の制震ダンパーのダイアリーはこちら。
大森エコタウン1モデルハウスでは壁内に設置してある様子が見えるようにしてあります。
またエコタウン2 A棟にも設置しました→A棟のダイアリーはこちら。
大森エコタウン1モデルハウスで阪神淡路大震災の規模の地震が起きた場合、2階で24㎝揺れるところ、8㎝まで揺れを抑える効果が事前のシュミレーションからもとめられています。
今回それらの性能を確かめる試験を行う為、試験所を訪れました。
試験体を試験場職員が設置します。
これらはいろいろな試験を行う際、設置方法などによるばらつきを無くす為です。
左上にある加振機で試験体を揺らします。
加振機で力を加える前の試験体です。
どんどん加振機で力を加え、最後は1/15ラジアンという変形量まで力を加えます。
柱が大きく曲がっているのがわかります。
普通1/25ラジアンまで変形すると住宅は倒壊すると言われています。
しかしながら今回ごご覧のように1/15ラジアンまで変形させても壊れることはありませんでした。
ゴムの力でエネルギーを吸収するため、他のこうしたダンパーと異なり、繰り返し起きる余震などにも耐えることが可能であり、蘇生性があることがこのダンパーの最大の特徴です。
阿部建設は揺れを抑えつつ、1ランク上の耐震性能を持つ住宅を提供します→阿部建設の技術基準はこちら。