CASBEEの重要性
2010.08.02
- 阿部建設の仕事
先月、(社)全国中小建築工事業団体連合会の総会が東京で行われ、参加してきました。一般的には全建連と呼ばれ、主に中小工務店の代表として事業を展開しています。
来賓として阿部建設安全大会(名工家合同安全大会)にも出席された、国土交通省の越海さんを始め、環境省や林野庁の方々も参加されました。
総会の基調講演では、東京大学名誉教授の村上周三氏により「エコハウスの計画とCASBEE」と題した講演が行われました。
CASBEEとは建物の環境性能を数値化するなどして、消費者が分かりやすく省エネ、エコハウスを建てられる指針として作られたものです。
村上周三氏がCASBEE制度の骨子を作られた方で、今では住宅だけでなく、施設建築や街づくりの分野でも使われている指針となりました。
基調講演の後に行われた「事例報告と検証」のシンポジュウムでは、阿部建設が全国工務店の中から5社に選ばれ、東京大学准教授を座長としたシンポジュウムが行われました。
シンポジュウムの中で阿部建設が取り組んだ「大森エコタウン1モデルハウス」を事例に、私たちが取り組んだ環境性能について発表しました→大森エコタウン1モデルハウスの見所はこちら。
多くのマスコミや行政、工務店の方々の前での発表は大変緊張しました。
発表の中で、単なる環境技術活用に留まらず、「防災」につなげた点などが高く評価して頂けました。
阿部建設の事例は「CASBEE戸建」解説書としてこの程発刊され、全国の工務店が活用できるようになりました。
少しでも多くのこうした環境に配慮した住宅が建ち、快適に住まうことが可能な住宅を阿部建設はこれからも提案していきたいと思います。