おうち時間が充実する
バリアフリーの平屋

永田様邸

のびやかな空間で叶える、
のんびり寛ぐオフと、快適な日常。

永田さん夫妻が暮らすのは、広々として天井の高いバリアフリー住宅。
回遊性のある動線と、機能性や採光を考慮した居室レイアウトで、
杖を使って歩くご主人の快適さ、家事も仕事もがんばる奥様の利便性、おふたりで過ごす楽しさを実現しました。

家族の負担を減らし、
自分でなんでもできる家を。

バリアフリーの考え方と、
木の家のコンセプトに共感。

「30歳を過ぎた頃、家づくりをする友人が増え、そろそろ僕たちも‥と考え始めました。当時は賃貸住宅の2階に住んでいて、上り下りするには階段しかなく、杖で歩くのは大変でした。外出には車いすを利用していたのですが、それもなかなか難しく、妻の負担を減らすためにもバリアフリーの家がほしいと思ったのです」。
家づくりのきっかけをご主人はそう語ります。ある日突然、脊髄神経が障がいされる病気になり、杖と車いすを使っての生活となりました。治療とリハビリを終えた2年後、夫婦で暮らす住まいをつくり始めます。
「まずは住宅展示場へ行こうと思い、車いすで見学できるところをインターネットで検索しました。そこで見つけたのが阿部建設です。ショールームを訪ねたら最初に阿部社長が対応してくれ、話す中でバリアフリーへの理解の深さを感じました」と奥様。
ご主人も「同じ目線で話ができ、こちらの気持ちを踏まえた上で相談にのってもらえました。木の家をコンセプトにしているのも、僕らが求めるものと一致。結局、住宅展示場には行かず、ほぼ即決で阿部建設にお願いすることにしました」と振り返ります。

ほどよい距離感と安心感のある
実家の敷地内に。

駐車場との高低差は昇降機で解決。
奥様にとっての利点も。

新居をどこに建てようかとご夫妻は立地や状況などを様々検討し、十分な広さのある奥様のご実家の敷地内に決めました。すぐ隣にご実家があることは、普段はほどよい距離感を保ちながらも、もし何かあれば助け合える安心感があります。阿部建設と提携するファイナンシャルプランナーと資金計画も相談しながら、希望のマイホームをカタチにしていきました。
できあがった新居は、周辺の町の景色に馴染みつつ、モダンな雰囲気の外観。シックな色合いで、デザイン性と耐久性に優れたガルバリウム鋼板を使っており、道行く人に「いい家だね」と声をかけられることもあるそうです。
玄関の引き戸を開けると、床材のヒノキをはじめ、天井や建具などの木の温もりに迎えられます。「家に帰るとほのかに木の香りがして落ち着く」やすらぎの空間です。日当たり抜群な建物の南側に、LDK、寝室、ランドリースペース、そしてウッドデッキを配置しています。

穏やかな時間をはぐくみ、
将来の変化にも備える。

段差、幅、動線に加え、
熱のバリアフリーにも配慮。

永田さん夫妻が家づくりで目指したのは、「もし車いす生活になっても暮らしやすい」「家にいる時間が充実する」ことです。 「杖でも車いすでも、自分でなんでもできるようにしたい」というご希望から、段差をなくすことはもちろん、どの場所も車いすで通れる幅を確保し、キッチン、リビング、寝室、洗面室などへ行き止まりなく移動できる回遊動線にしました。
障がいがあると温度変化が苦手なため「熱のバリアフリー」にも気を配り、「パッシブ冷暖*」を導入。これは1台の高性能エアコンから床下へ暖気を送り、床下の気流をコントロールする床暖房システムで、心地よい温熱環境を作り出す設備です。「この前の冬に引っ越してきてから、予備暖房と冷房のために設置した壁掛けエアコンは使いませんでした。どこにいても温度が均一で快適ですね」とご主人は話します。
また、エクステリアは玄関の軒先につながる大きなカーポートを設置。設計段階では設置を迷ったそうですが、「実際は付けておいてよかったと実感しています。雨が降っていても、ダッシュして出入りできませんから。まったくぬれずに、玄関、スロープを通って車に乗れるのがいいですね」。奥様も「雨降りでもストレスがなく、たまに傘を持つのを忘れて外出してしまうほどです」と笑います。
*暖房のみを利用。冷房は居室の壁掛けエアコンを利用。

自然光が注ぐリビングは、
大スクリーンのホームシアターに。

自然光が注ぐリビングは、
大スクリーンのホームシアターに。

目指したもう一つのテーマ「家にいる時間の充実」は、バリアフリー住宅にとって特に大切なポイントです。頻繁な外出が難しい場合、家で過ごす時間は長くなり、リラックスしたり楽しんだりできる場づくりが求められます。リビングもウッドデッキもゆったりとした広さを確保し、平屋の利点を生かして天井を高くしました。

リビングは大きな掃き出し窓が連なる開放的な空間で、100インチのスクリーンを下ろせばホームシアターに。「洋画やアニメをはじめ、ふたりが好きなプロ野球やサッカーなどのスポーツ観戦も臨場感たっぷりに楽しめます。設計時は新型コロナの感染拡大前でしたが、想定外のステイホームにも役立ちました」とご夫妻は語ります。一部の壁を斜めに振ったことで、一般的な長方形の室内でありがちな音の共鳴を避けるとともに、窓の外の眺めに奥行きをもたらしました。勾配天井によって高さとデザイン性に変化が生まれ、高窓も備えています。
「以前の住宅からの大きな変化は、バリアがなくなったことと明るさ。南側の大きな窓や高窓から日差しが注いで心地いいですね」。

作業性を考慮した動線と仕様で、
家事時間を短縮。

仕事と家事を両立する奥様を手助けする、時短の工夫もちりばめられています。奥様ご希望の広いキッチンとそれにつながるダイニングテーブルは、カフェのようなおしゃれな造りで、動線に配慮したレイアウト。料理したらすぐ隣のテーブルにサーブでき、片付けもスムーズです。キッチンは玄関のすぐ近くなので、買い物から帰ってきたら食材を収納しやすく、出勤前も直前まで台所仕事が可能です。ほかに、室内干しに対応したランドリースペースも、働く奥様の強い味方。「広い作業台は洗濯物がたくさんあっても仮置きしやすく、アイロンがけにも便利。出入りしやすい動線もうれしいです」。

年齢を重ねても快適に
のんびりと暮らしたい。

暮らし始めて数カ月の新居。庭にはブルーベリー、ミカン、オリーブなどの木や、可憐なオルレアやデルフィニウムなどの花を植え、出勤前にご主人が水やりをするという植物を育てる暮らしも満喫しています。今後はどのような暮らし方をされていくのでしょうか。
「のんびりと暮らしたいです。この家にずっといられる老後が今から楽しみ」と奥様。ご主人は「車いすなしでいけるところまでいきたい。そして定年になったらスパッと退職し、妻が庭いじりをしているのを眺めながらリビングでくつろぎたいですね」。
年齢を重ねても生活しやすいバリアフリー。今と将来の快適さを併せ持つ住まいが、歳月をかけて深めていく絆を見守ってゆくに違いありません。

雨の日も濡れずに車と玄関の間を行き来できるカーポート。住まいの外観と融合する、洗練されたデザイン性も魅力です。

洗面台の下は空間をあけて、車いすでそのまま奥に進んで水道を使える仕様に。もちろん、いすに座っての利用もスムーズです。

玄関には造り付けの腰掛けを設置。ここに座り、靴を履いたり脱いだりします。木のやさしい温もりを感じられ、室内空間とも調和します。

洗濯したり、干したり、たたんだりと様々な作業ができるランドリースペース。収納スペースをすぐ横に設けるなど、動線にも配慮しています。

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