生活の基本を整える
バリアフリー住宅

T様邸

スムーズな動線と使いやすさで
快適なくらしのリズムを。

奥様とカタチにした平屋造りのバリアフリー住宅にくらすTさん。自転車事故のあと、
2階建ての住宅からマンションに移り、やがて阿部建設と出会ってこの家を建てられました。
訪問ヘルパーさんの動線まで念頭に入れ、ご家族にとっての快適さを追求しています。

障がいへの理解を実感し、
天然の木が心地よい住まい。

著書で知り、
ショールームで心地よさを実感。

Tさんはけがのリハビリを行うため、県外から通院に便利な愛知県に移ってきました。しかし、引越し先のマンションでは不便さを感じていたといいます。 「玄関扉が重くて開けづらく、トイレも車いすで使うには狭くて‥。各部屋へも行き来しにくかったので、住みやすい家がいいなと思っていました」とTさん。 そんな時、病院で手にしたのが、阿部一雄社長の著書でした。
「実はそれまでに数社から設計図を提案してもらったものの決め手がありませんでした。本を読み、実際に車いす生活する阿部社長が提唱しているバリアフリー住宅がいいのではないかと思いました。障がい者への思い入れを強く感じたからです。
そこでショールームに行ってみると、木の香りが気持ちよかったですね。ほかでは、接着剤のようなにおいが気になるところもありましたが、こちらは天然の木を使っており、そういうこともありません。訪れたのは夏でしたが、木の家だからか心地よい涼しさで。環境的にも機能的にも、こういう家なら住みやすいだろうと思い、決めました」。

家の向きを工夫し、外からの
視線を遮り、自然光で明るく。

家づくりでまず初めに課題となったのは、Tさんの土地に建物をどう配置するかです。変形の敷地をうまく活用する方法を話し合いました。
「他社の設計図では、道路と家は平行でしたが、阿部建設からは道路に対して45度ぐらいの位置に家を建てるプランを提案いただきました」。
家を道路に対して斜めの角度にするのは、道行く人の視線を外すためです。同時に、リビングダイニングを南側に配することで、太陽の光が注ぐ明るい空間でくつろぐことができます。
角度をつけることで生まれた屋外のスペースは、奥様の「庭に木を植えたい」というご要望をもとに、緑の樹木と草花の心安らぐガーデンとなりました。
住まいには、地震などの災害時に備えて太陽光発電設備も搭載しています。もし避難所が使いづらい場合でも自宅で過ごせるよう、発災時の電源確保にも配慮しました。

家族との時間も、
個人の空間も大切に。

天然木をふんだんに使った
温もりの空間。

天然木をふんだんに使った温もりの空間。

Tさんの住まいに一歩入ると、床にヒノキ、天井に杉、扉や収納戸にタモが使われ、木の温もりに満ちています。ほんのりと木の香りが漂い、歳月が経つにつれて木の経年変化による趣が味わえ、愛着も深まっていきそうです。
以前のお宅で愛用していたダイニングテーブルやテレビボードなど思い出深い家具を新居でも活かし、心和む落ち着いた雰囲気に。自然光が注ぎ、床暖房も取り入れているので、冬でもほどよい暖かさです。一方で夏は、風が通る心地よい環境といいます。
居室はご家族で過ごすリビングダイニング、ご主人奥様の各寝室、浴室と洗面、ウォークインクローゼットやパントリーといった収納スペースを備えた平屋造りです。

体の状態に合わせた仕様や動線で、
暮らしやすく。

Tさんが設計段階で希望されたのは、日常生活の基本であるトイレの使いやすさ。そして玄関に出入りしやすいことです。
トイレは2つ設け、ご主人専用の広いトイレを寝室内につくりました。便座の前の壁に、体の状態に合わせたブーメラン型の手すりをカスタマイズしています。
「手を動かしにくいのですが、手すりがちょうどよい高さにあり、手をかけやすい形なので便利です。時には、立ったり座ったりしてトレーニングすることも。使いやすくて気に入っています」。
トイレ、洗面室、浴室は一直線にレイアウト。日常生活に欠かせない水回りを、車いすでの移動がスムーズな動線にしています。
さらに、介助、家事、仕事とあわただしい奥様もサポートするような動線に気を配りました。家事や身支度の時間短縮につながるよう、水回りを集約し、キッチンから洗面室やパントリー、ご家族用トイレへ行き来しやすい配置にしています。行き止まりがなく廻れるため、ストレスや時間のむだを抑えられます。
奥様はキッチンにいるときも、ご主人の寝室をさりげなく見られ、お互いに気配を感じながらも適度な距離を持てるレイアウトです。

ご希望だった出入りしやすい玄関を実現。

あらゆる生活シーンに必要な
バリアフリー設計。

また玄関は、車いすや歩行器が置けるスペースを確保しました。屋外用車いすと室内用の乗り換えをするのに十分な広さです。
「広いだけでなく、出入りのしやすさが気に入っています。扉に縦方向の手すりがあって使いやすい上、ボタン一つで開きますから」。
扉は引き戸であることはもちろん、リモコン付きの電動ドアを導入。一人でも出入りが可能です。
玄関の外は、電動の車いす昇降機を設けました。玄関と駐車場は段差があり、敷地条件上スロープの設置が難しかったためです。リモコンのスイッチで上下させ、駐車場と行き来します。アプローチには大きなカーポートがあるので、雨の日も濡れずに外出できます。

日常生活が整い、
新しいチャレンジを育む家に。

新居完成から10カ月、Tさんは新しいチャレンジを始めました。市内のスポーツセンターへスポーツ吹き矢に通うようになったのです。
「体にいいって聞きますからね。矢を放つための呼吸が内臓を動かすのだとか。外出しやすくなりましたから、こうした機会も少しずつ持てるといいですね」。
スポーツ吹き矢は、的をめがけて息を使って矢を放つもので、性別や年齢を問わず手軽にでき、血行促進や精神集中に役立つと注目されています。
また、奥様も一時中断していたフラダンスを再び始めました。かつて楽しんでいた家庭菜園を再開する日も近いかもしれません。
「障がいは一人ひとり異なるため、それを分かる人と家づくりをすることが大切。私の状態に合わせた設計だからこそ暮らしやすい」と語るTさんの住まい。日常生活をでき得る限り円滑にすることで、新たな試みや楽しみが生まれるのかもしれません。新しい家に、ご家族それぞれにちょうどよい暮らしのリズムが刻まれていきます。

機能性とデザイン性を考慮したバリアフリー住宅。シンプルでありながら存在感が光ります。

大型の庇を備えた広いデッキ。気軽に外の空気にふれて気分転換できます。デッキには布団干しを設置。フェンスも設け、通行人からの目隠しに。

水回りは直線的にレイアウト。寝室のトイレから、洗面室、浴室はスムーズに移動できます。

回遊性がポイント。行き止まりがないため、ストレス軽減につながります。

寝室内に設置されたヘルパーさん専用の玄関。

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