上質な音楽室のある家T様邸

木の優しさに包まれた理想の音楽室をカタチに。
家族3人で奏でる、至福の時間が流れます。

50回以上、足を運んだうえで、木へのこだわりで決定

家をつくろうと決めた当初、とにかくたくさん住宅展示場やショールームに足を運びました。50回は出かけたんじゃないでしょうか。家の外観を見るだけで、どのハウスメーカーのどんな家か分かるほどに‥。というのも、私たちにはずっと温めてきた理想の住まいがあって、それを実現できる作り手を、自分たちの目で確かめて選びたいと思っていたからです。
その理想像というのが、音楽室つきの家。夫はトランペット、私はフルートを演奏するわが家では、木をふんだんに使った、とびきり上質の音楽室がほしいねって以前から話していたのです。いろいろな工務店やハウスメーカーを訪ねたなかで阿部建設にもうかがい、話し合って依頼することに決めました。ここほど木にこだわっているところはありませんからね。100軒近い住宅を見てきたからこそ、阿部建設のよさがよくわかりました。

疑問にアイデアで応える、楽しい打ち合わせ

打ち合わせが始まると、主人が本当に楽しそうで‥。こちらの疑問に対して、担当の方が丁寧な答えと新しいアイデアを提示してくれるのが印象的でした。お互いに家への強い思いを持っているので、その相乗効果で楽しい話し合いになったのだと思います。阿部建設は社内でも連携がとれているようで、コミュニケーションがスムーズなのもよかったですね。

音がまろやかに響く、環境のよい音楽室

長い年月をかけて、夢のつまった家が完成しました。なかでも音楽室は、天井が高く、木の優しさと温もりに満ちているお気に入りの空間です。楽器を奏でると、音がまろやかに響き、耳にやわらかく返ってきます。この心地よさといったら想像以上!音と音が交わり重なり合って、広がりのある音色が生まれるのは、まさに至福の瞬間です。演奏に集中できる最高の環境が、わが家に生まれました。
この環境のよさは、ピアノの調律師さんも太鼓判を押しているんですよ。一般的にはピアノに乾燥剤を入れるのですが、この家は環境がいいからと、不要になった乾燥剤を全部抜いていらっしゃいました。温度や湿度に敏感な専門家にも評価され、うれしいですね。やはり、木という自然素材と、空気や熱が循環するOMソーラーによる効果が大きいのではないでしょうか。

つくっていく過程も、その時だけの大切な記憶

家をつくっている途中、少しずつできあがっていく様子を家族で見に出かけました。現場には木のかけら、綿、金具などが落ちていて、息子が興味深そうに拾っていました。床に使った木だね、って話しながら。それは、完成から10年以上経った今も、息子の宝物になっていて、自分の部屋に大切にしまっています。同時に私たち夫婦にとっても、かけがえのない記憶です。ちょうど子どもの成長に呼応するように、家づくりが進み、新しい暮らしが始まりましたし。その時その場でしか得られないものは、たとえ小さなことでも覚えておきたいなと思うんですよね。

施工当時のご家族(写真左)と、10年以上経ったいまも仲良く音楽を楽しむご家族(写真右)。

ここから広がる、3人で分かち合う楽しさ

木の家のよさは、今も褪せることはありません。しばらく留守にしたあと帰宅したときには、木の香りが出迎えてくれるんです。ふだんはすっかり慣れて気づきませんが、建てて10年以上経っても木の香りにやさしく包まれているんだなと実感します。歳月の積み重ねによる劣化や汚れも問題なく、むしろ味わいが深まっているのが木のよいところでしょうね。中庭もあり、通風や採光の面からも暮らしやすさに変わりはなく、日々心地よく過ごしています。
小さかった息子は成長し、ピアノを始めました。「夫婦で」演奏するスタイルから、これからは「家族みんなで」という形へ音楽の楽しみがさらに広がっていきそうです。最近は音楽だけにとどまらず、絵画鑑賞もいいなと思い始めています。芸術や文化などいろいろな世界にふれることで、家族3人で楽しみを分かち合い、よりよいものを吸収して成長していけたらと思います。